株式会社ヒロコーヒー採用情報

株式会社ヒロコーヒー外食アワード2015受賞

 株式会社ヒロコーヒー
原田 理恵

阪急うめだ 本店と日本コーヒー文化学会主催、株式会社ヒロコーヒーとJICA(国際協力機構)協力のもと2014年10月6日(月)に「大阪でコーヒーを楽しむ会」を行いました。

※ムービーは音が出ます。

今回は400名程のお客様にご来場いただきました。心配していた台風も無事通り過ぎ天候にも恵まれ、多くのお客様に来ていただけたこと、あらためて感謝しております。
 まず、はじめに弊社代表山本光弘より開会のご挨拶をさせていただきました。コーヒー生産者とコーヒー消費者を
結び付けたいとの思いから始まったこの会ですが今年で4回目。生産者の考え方、作り方、思いをこの会で楽しんでいってくださいとお伝えしました。

■第一講座  「コーヒーと健康/知って得するトピックス。」 
東京薬科大学名誉教授 岡希太郎先生

日本コーヒー文化学会常任理事であり、東京薬科大学名誉教授の岡希太郎先生にお話ししていただきました。 「普通にコーヒーを飲む習慣ががんを予防する」「普通にコーヒーを飲む習慣ががん以外の病気も予防する」など、統計も加えてわかりやすく説明していただきました。                      

コーヒー豆の煎り具合で主成分が変わることも驚きました。 浅煎りの豆にはクロロゲン酸が多く含まれ、脂質運搬・抗酸化作用があり、深煎りの豆にはニコチン酸類NMPが多く含まれ、抗ストレス・抗酸化作用があるなどの効果があり、浅煎りだけ、深煎りだけを飲むのではなく、まんべんなく飲んでいただくのが健康にはいいとのことでした。 また、コーヒー滓・オイルとLDLコレステロール値の関係も説明していただきました。 コーヒーと健康との関係について、「新しい角度から知れたいい機会になった、とても勉強になった」等と、ご協力いただいたアンケートからも多くのお言葉をいただきました。
■第二講座 「生産者からお客様へ。コーヒーのお話。」

JICA(独立行政法人 国際協力機構)のコーヒー輸出国の人材育成のプログラムの一環で今回は7か国、10名の方にお越しいただきました。

その中から3か国に発表していただきました。

<イエメン> Mr.AL-OTUMI Samer Ali Husseinさん

農業マネージャー。コーヒーはマタリが主要、バニーマタルもあるそうです。
耕作地は標高800m~2250m。手摘みで収穫ています。精製方法は主にナチュラル・乾燥はサンドライ。コーヒーの生産者の向上、農業の発展につながる、モデル農園の作成。重点地域の生産者の指導をしています。

<エルサルバドル> Mr.MAGANA DELLA TORRE Gustavo Enrique 農園主
100%シェードツリー(木の陰にコーヒーを植えている)。標高1200mのところではグルメコーヒーを育てており、十分熟してから収穫、乾燥方法はサンドライ。環境を守るために、自然の樹木で境目を作っています。生産過程で出たごみはすべて循環させています。働いている人たちの福利厚生のため、医療施設があります。水の処理施設があり、8種類のコミュニティーに飲んでもらっています。

<エチオピア> Mr.DENTA Oli Berkessaさん

森林の維持、地元のコミュニティーの指示が目的の団体の方。 エチオピアはアラビカ種の誕生の地、ウォッシュとナチュラル、それぞれ異なる地域で栽培。ベレテゲラ、収穫は手摘み、サンドライ、日本に輸出する場合は双方でカッピングし取引する。RA(レインフォレストアライアンス)認証の審査は、年に1回、輸出する際に袋にRAのロゴ、従事する農夫、森林組合も恩恵を手にすることができる
■コーヒーブレイクタイム
メインイベントの生産者とお客様との交流です。 7か国(イエメン・エルサルバドル・エチオピア・パプアニューギニア・ルワンダ・東ティモール・ウガンダ)の生産者の方が持ってきたコーヒーを用意し、直接触れ合って頂きました。
■第三講座 「さぁ、コーヒーについて語ろう!」 シンポジウム

生産者の質問と消費者の質問をピックアップしご紹介させていただきます。

 

・生産者から消費者へ質問(挙手で答えていただきました)
Q.浅煎りと深煎りどちらがすき? →浅煎り:深煎り=2:8
Q.コーヒー誕生の地は知っていましたか? →知っていた:知らなかった=3:7
・消費者から生産者へ質問
Q.生産国はどれくらいコーヒーを飲むか? →5杯以上、3名
Q.コーヒー生産をして喜びを感じるときは?
→エルサルバドル 収穫時、1000人で収穫し、選別し、加工場に持っていくとき。
→ウガンダ 収穫したものを加工場でパーチメントし、バイヤーの手に渡るとき。収入を得られるから。
Q.コーヒー生産の際の難しい工程は?
→パプアニューギニア 森林コーヒーはインフラの整備ができていないため、産物を持っていくのに苦労している。
→ウガンダ 天日干し(サンドライ)しているときに雨が降ると品質が落ちてしまう。
Q.地球温暖化に対する影響、対策は?
→エルサルバドル 夏、コーヒーの木のためにより多く、シェードツリーを作るようにしている。
→エチオピア 気候変動は認識しています。RAの認証を取る前、コーヒー生産を始める前から森の環境を整える、木を増やし、生物が多く住めるようにしている。
その他にも、いろいろなご質問を多くいただきました。ありがとうございました。

■最後に
近年、情報のスピードも速くなり、生産方法、科学的根拠等、生産者が情報を取りやすくなったことにより、作ることへの考え方、地域・農園の風味特性を出すコーヒー作り、品質向上等、生産者主導のコーヒー作りが増えてきました。それは、もちろん品質向上につながり、私たちが消費者として恩恵を受けることに間違いはありません。 私たちが、「美味しいサステイナブル(持続可能な)コーヒー」を飲み続けていくには、お互いがお互いのことを理解し、まさに「顔が見える」関係であることが一番の近道ではないかと思うのです。 10月からヒロコーヒーではサステイナブルコーヒーフェアーを開催しています。 コーヒーがお米のように農作物であること、大量生産にこだわらず、農薬も可能な限り使わず、小規模単位でも丁寧に作っているコーヒーもある事、そしてなにより自然とともに生きている人が作っていること、地球の恩恵を受けて出来上がる薫り高いコーヒーがどのように作られ、お客様の手元に届くのか、ヒロコーヒーは今後も伝え続けていきます。 いつもご購入いただいているコーヒー豆がどこで、どのように作られているか一度スタッフに聞いてみてください。コーヒーの見方が変わるかもしれません。 最後に、このイベントに関わって頂いた全ての関係者の方々に感謝し、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。有難うございました!