「伝説のカフェ」はHIRO珈琲とカフェマガジンの共同企画サイトです。
HIRO珈琲各店、当サイト、雑誌「カフェ」誌上を結んで、
何かおもしろいことをやろうよ、と始めました。 
いろんな人がワサワサ集ってつくられるサイト上のカフェです。
まあ覗いていってください。



5月31日号(通巻第15号)

なぜ木村拓哉が女性誌の「好きな男No.1」の座に
10年間連続で輝き続けているかについて、新聞で識者が語っていた。
男としては、キムタク? ヘッ! という気分で斜め読みしていたのだが、 
なるほど、と思ったことが1つある。

それは、彼のコアな部分は10年間変わっていない、と指摘されている点だ。

ドラマで二枚目をこなす彼のイメージは、
はじめからどんなドラマに出ていても同じだ。
はっきり言って彼の出演するドラマのキャスティングを眺めただけで、
ある程度のストーリー展開が想像できるまでになっている。
そう、演技から一挙手一投足まで。
一方でSMAPとしての役割をこなし、バラエティーで3枚目もできる。
10年間でいろいろな側面を見せ、変化していく部分もある。
変わらなければ飽きられてしまう、いろいろな魅力を常にPRしていかなければ、
厳しい芸能界だ、生き残れない。

要は、変えていかなければならない部分を常に変え、
変わらないコアな部分を変えずに保ち続けていることが、
トップ人気の秘訣だということだ。

商いとして置き換え、考える。
木村拓哉という商品が飽きられず、10年間トップシェアを保っている理由は
しっかりした揺るぎのない核を持ち、時代に呼応しながら変化し続けているからだ。

商売との共通点が導かれるだろう。
軸を持て! 変化し続けろ!
なあ、駅前の喫茶店のオヤジ、聞いてるか?


5月24日号(通巻第14号)

台湾の友人(日本人)から電話があった。

(スワッ、つ、ついにSARSに感染したか)
いや、元気だ。
しかし行きつけのラーメン屋のおやじが死んだ。
(なんて臨場感あふれる報告だ)
あの店はとてもはやっていた。
(…よく通っていたのか?)
いや、このところ忙しくて行けなかった。
(sigh)

郵便物が来ると読んですぐ燃やす。
燃やすのも手間だから送らないでくれ。
(じゃあお前のところに来る手紙は全部ためておくぞ)

はっきりいって怖いぞ。
死と向かい合わせだ。
こんなことなら日本にいればよかった。
(彼は台湾の日本企業についての研究レポートを書いている)
いま帰るわけにはいかんだろう。
(研究テーマを「台湾におけるSARSと医療機関の対応」
か何かに変えたらどうだ)

それこそ戦場に向かう記者のようなものだ。
命がけになっちまう。
…それじゃあな。ガチャン。

そんなことはあるはずないのに、
なんとなく手を洗ってうがいをしたい気分になった自分に
だいぶ情けなくなってしまったのだ。


5月17日号(通巻第13号)

今日は、いま「伝説のカフェ」巨大掲示板の中で、
どんな話題が持ち上がっているのかを皆さんにお知らせします。
会員登録は無料だし、気軽にふらりと覗いてみてくださいねー。

●DRINKS
このコーナーが一番盛り上がっています。
やはりコーヒーに関する話題ですね。
コーヒーは好きだけれど飲みすぎると気分が悪くなってしまうというので
最近カフェインレスを試しているという♯18さんの書き込みから
カフェインの抽出方法について話題が広がります。
HIROコーヒーのロースタークボタさんは
「超臨界二酸化炭素抽出法」について説明します。
そこから、カフェイン合成酵素の遺伝子情報解読のニュースに及び…。
なにやら科学的なお話になってきましたが、
結局のところ、コーヒーや紅茶を美味しくいただきたいという
願望をみんなが持っているということですな。
あの店のあのコーヒーは美味しいよ、というお話や、
バラのジュースを見つけました! などのトピックを教えてね。

●SWEETS
なんといっても豆腐でしょう。
専門誌から情報誌からみんなトーフ、トーフと騒いでいる。
美味しい豆腐のデザートを見つけたよ、というのは娘。5さん。
なんだかヘルシーで、カロリー低めで、
コーヒーにあうというのがヒットの一因でしょうか。
スローフードという背景もありましょう。
豆腐・ごま…という食材が、キーワードになっているようです。
ご近所のカフェで見つけたSWEETS、教えてね。

●FOODS
最近のカフェの動向を「美味しいパン」なしでは語りえません。
当サイトはいち早く「ベヌーゴジャパン」を取材。
まずはHIROコーヒー・パン工房のパンの話題などいかがですか。
遠方の方にも、焼きたてのパンの香りが漂ってくるような話題、
期待しています。

●GOODS
GOODSカテゴリーの中の「禁煙席・喫煙席」は論議が絶えません。
分煙で快適な空間を提供している「デニーズジャパン」の
お話を伺いにまいりました。
最新の書き込みでは
「5月1日に健康増進法が施行。副流煙を他人が吸う環境は違法」
というきっぱりとした意見が。
飲食店は今後どのように対応していくべきでしょうか。
緊急課題の1つといえます。

●マスター&ギャルソン
サービス業はなんといっても人間対人間。
サービスする側もされる側もそれぞれ言い分がありまして。
ちょっとした亀裂が大きく広がってお客様を失いかねません。
こんなサービスはちょっとね、なんて思ったこと、
気軽に書き込んでみてくださいな


5月3・10日合併号(通巻第12号)

友人(女)が「美容室をオープンさせる」というメールが、
気のおけない仲間たちに配信されたのは4月の半ばだった。
それじゃあ、というわけで、オープン前日の5月1日、
ドヤドヤと8人の悪友が美容室を訪れ、前夜祭となった。

はじめて降りる駅だったので土地勘がなく、
ずいぶん迷って到着したので、
まわりの店やこの街の様子を観察できた。
(…美容室と床屋だらけじゃないか。
こんな場所で新規開店して大丈夫なのか?)
そんな心配をよそに、
みんなかなり速いペースで飲んで騒いで、
美容室の器材を興味深そうに触ってみたりしている。

頭皮の健康状態をみれるという器具を顔に当てると
自分の毛穴や産毛が映し出されるテレビの大画面のまわりに
女の子たちが集まる。
「オカモトもア・タ・マみてみれば?」
(オレは結構だ。オヤジもジイさんも白髪だからな)

この店のオーナーになる友人が他の2、3人と話し込む。
「このトイレ、これからリフォームするのよ。
お年寄りが使いやすいように手すりをつけて」
「入り口も段差がないでしょう」
聞けば、毎週水曜日は老人ホーム入居者の日にするらしい。
「朝、迎えに行って7〜8人連れてくるでしょう。それで1日ここで楽しんでもらうの。
帰りも送っていくのよ。なかなか外に出られない人はとても喜んでくれるのよ」
その他に障害を持った人たちのための曜日も設けるらしい。
(なるほど、そういうスタンスの店であれば、まわりにいくら同業店があろうと大丈夫だ)

頭皮大画面派たちが集ってきた。
「あたし1級介護士の資格取ったんだ。
それじゃあ10年後、組んでケアセンターやらない?
ミサコは栄養士だし、アサミは看護士。
キバは融資のほう頼むわ」
(キバは銀行員だ。オレは何をやろう?)
「オカモトはPR担当でいいわ」
(…勝手に決められた)
10年後かあ。世の中そうなっていくんだろうな。
しかしテンポのいい女たちだ。

このコーナーで「カフェないい話」を募集します。
投稿先はこちら、カフェ編集部まで。
cafe@cat.zero.ad.jp
採用された方にはHIRO珈琲より素敵なプレゼントをさし上げます。