株式会社ヒロコーヒー外食アワード2015受賞 

先輩からのメッセージ
 
作り手と売り手の信頼関係
2008年中途
角島志保
いながわケーキ工房

 
 
 
「作り手と売り手の信頼関係」
学生時代就職先を決めるのに、色んなケーキ屋さんを食べ歩いて回っていました。その中でヒロコーヒーにも訪れました。
ケーキセットを注文するとその当時、ケーキサンプルを客席まで運んで来てそれを見てケーキを選択するという接客方法で、目の前に並んだ素敵なケーキ達に、優柔不断な私は選べずにいました。どれも気になってしまいスタッフの方に「これはどういうケーキですか?」とほぼ全て説明してもらいました。  嫌な顔ひとつせず、丁寧に説明して頂きました。
美味しいケーキとコーヒー。そして居心地の良い空間とおもてなしの心が感じられた接客に感動しました。作り手と売り手が異なるお店でもこれだけ細かく丁寧にお客様にケーキを紹介してもらえたら、作る立場として安心、信頼してケーキを出せると思い、翌日すぐにヒロコーヒーに連絡したのを鮮明に覚えています。
 
「仕事内容」
私は焼き場を担当させてもらっていて、主に生地・焼き菓子の仕込み担当、焼成担当をしています。
焼成担当を始めて6年目、仕込み担当は3年目になりますが、 その日の温度や湿度、仕込みの仕上がり具合で焼き時間や温度が左右されたりと、毎日が新鮮でやりがいのある仕事です。
 
「腕試しのコンクール」
春夏秋冬それぞれをテーマに年に四回、各々でメインの素材、構成、価格を考えて自分のオリジナルケーキを提案できる社内コンクールがあります。
各店舗のスタッフや、お客様から何人かモニターとして来ていただき、審査して頂きます。そのコンクールで上位になった者のケーキが商品化されます。
自分オリジナルのケーキが商品化され、ショーケースに並ぶ姿は誇らしく、仕事への活力になります。 若手からベテラン関係なく自分の腕を試せる機会が設けられているケーキ屋はなかなかないと思います。
 
「納得のいくまで」
コンクール商品を考案する際、アイデアが浮かばなかったり、なかなか理想の味が出せなかったり何度も壁にぶつかります。 何度も試作を繰り返しても上手くいかず、夜遅くまで残こる時もあります。
一度だけ、『もうこれでいいや』と妥協して自ら限界を決めてしまい出したケーキがあるのですが、結果は今までで一番悪く、やりきれていない嫌悪感だけが残りました。もちろんそれは自業自得で、あの時なぜもう一踏ん張りがんばれ無かったのか情けなく思いました。
それからは自分が納得のいく、自分が食べたい理想のケーキができるまで手を抜かずとことん追及しています。 自分の納得のいくケーキが完成し、それが商品化へと繋がった時はとても嬉しく、とことん突き詰めてやった甲斐があったと思います。
 
「お客様の生の声」
猪名川店1日限定でハロウィン用のイベントケーキを任せてもらった事があり、焼き菓子を作りました。 イベント当日、仕事が終わってから私もお客様として喫茶に出ました。 自分が作った焼き菓子を食べているお客様が笑顔で美味しそうに食べて下さっている姿が沢山見られました。
そんな中、どこから聞き付けたのかお客様が私所まで来てくださり、焼菓子を絶賛して下さいました。 普段は工房で仕事をしている為、お客様と直接関わる事がないので、その出来事がとても嬉しく印象に残っています。そお客様のその笑顔や声の為に 手を抜かず美味しいケーキを作っているのだと再認識しました。
 
「これから」
ヒロコーヒーに入社して7年目を迎えますが、まだまだ勉強することは沢山あるのでもっと知識と経験を増やしてより美味しいケーキを作れるようにしていきたいです。そして後輩にはヒロコーヒーの良さをしっかり伝え、ヒロコーヒーでしか味わえないようなケーキを作り続けていけるようにしていきたいです。
 

お問い合わせ:株式会社ヒロコーヒー 人事課  担当/正木
面接地:本部いながわ工房 兵庫県伊丹市北伊丹5-15-1
電話:072-778-0411 FAX:072-778-0441