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Think Our Earth To leave the wealth of the earth to the future. 現在コーヒーを取り巻く環境は気候変動や労働人口減少の影響を受け決して良い状況とは言えません。 そこでカップの品質を上げる事で付加価値を付け、 持続可能な形にしようと様々な取り組みが生産国で行われています。 今回のThink our Earth 2022 ではアジアの生産国にフォーカスしてご紹介します。
中心部周辺に位置するユアンガンから車で10時間ほど移動したところにあるバングラデッシュ国境近くの新しい産地ガペのコーヒーが入荷しました。 2022年1月に現地の農家さんがウエットミルを建設し、ほぼ初めて収穫したクロップをアフリカンベッドで1日乾燥。 その後、ビニールハウスの中でゆっくりと乾燥を行いドライパーチメントまで仕上げています。 農家さんが所属するコミュニティの結束力も強く、今後も品質向上が期待できる産地です。 チェリーや梨の様な柔らかい酸とスパイシーなアフターが特徴です。
東ティモールは化学肥料が使用されることが少なく、圃場で生産される作物のほとんどがオーガニック 。 国全体がオーガニック産品で溢れていると言っても過言ではないほどの広がりです。 東ティモール内には管理の行き届いた農園が多くあります。 組合メンバーそれぞれが、ドライパーチメントまで仕上げ、マウベシにある保管倉庫に保管し、輸出時期には、首都ディリにある加工場(インドマッキノン社の加工機を使用)において、追加乾燥ー不純物除去ー脱穀ー比重選別ースクリーン選別ー手選別の順で輸出準備をします。 チョコレートの様なフレバーとシュガーコーンの様な甘さのアフターが特徴です。
リントン地域の仲買人が地場の生産者から直接買い付けた豆をカップ評価や欠点数で厳選しています。 原料豆は高温多湿な環境で品質が劣化しないよう25前後に温度を整えた定温倉庫に保管され、比重選別・サイズ 選別を経て仕上げにインドネシアの輸出規格よりも厳しい基準で手選別を行っています。 マンデリン特有のアーシーさとダークチョコレートの様な風味が特徴。
Future Coffee Farmはホーチミンと避暑地で有名なダラット(アラビカ種の生産地域)のほぼ真ん中にあります。 コーヒーチェリーは完熟にこだわり、パーチメントは水できれいに洗った後発酵槽に移します。アフリカンベッドで乾燥後48時間寝かせ再度水洗いをします。 その後アフリカンベッドで8〜10日間乾燥させて仕上げます。 脱殻後、ハンドピックで欠点豆を取り除きG1規格以上の仕上がりにもっていきます。 ロブスタ種特有のトーストやトウモロコシ茶の様なフレーバー。ロブスタ種としてはかなりクリーンなカップ。