株式会社ヒロコーヒー
CSR委員会 原田理恵
日本コーヒー文化学会主催、株式会社坂ノ途中と株式会社ヒロコーヒーの協力のもと、「コーヒーを楽しむ会」を開催しました。
今回のテーマは「with COFFEE。」
コロナ禍でも常に寄り添い続けてくれたコーヒーの魅力について、様々な角度からお話しいただきました。以下、簡単にレポートさせていただきます。
(今回の講座はYOUTUBEで公開しておりますので是非ご覧ください)
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※ムービーは音が出ます。
■初めに
まず初めに、日本コーヒー文化学会副会長
株式会社富士珈機 代表取締役 福島達男氏より主催者挨拶をしていただきました。
■第一講座「産地から見るコーヒー豆の魅力」
株式会社坂ノ途中 海ノ向こうコーヒー事業部 部長山本氏、
ミャンマージーニアスコーヒーのゲトゥン氏
海ノ向こうコーヒー事業部は、森林破壊が進む農村でアグロフォレストリーを基調とした栽培で森を守りながら小農家さんの収入向上を行うということ始まり、現在ではアジアを中心としたコーヒーを取り扱っています。
ジーニアスコーヒーは小農家から豆を買取り、精製、輸出を行っています。ただ買うだけでなく、森林破壊せずに森と共存したコーヒーの栽培指導や、シェイドツリーとしてバナナやアボガドなど副収入につながる作物との栽培、品質を上げるためのトレーニングなどを行っています。収穫後、未成熟豆と成熟豆を見える化し成熟豆の収穫の必要性や、精製、乾燥のトレーニングを行っています。
(コーヒーを楽しむ会の中で紹介できなかった動画はこちらからご覧ください。)
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■第二講座「コーヒー豆の魅力」
」
株式会社ヒロコーヒー 代表取締役山本光弘氏
コーヒーの歴史の概略から現在のフォースウェーブまで、このコロナ禍で様変わりした消費者のコーヒーの楽しみ方についてお話しいただきました。
コーヒーは豆からカップまで多くの人の手を介して作られますが、良いコーヒーは都度選別が行われます。熟度、粒の大きさ、重さ、乾燥、水分量、焙煎、粒度、カップのテノワールなどを揃えることで、均一性が増していきます。より質の高いコーヒーに近づけるためです。
ですがただ美味しいだけではなく、持続可能な生産方法、持続可能な労働環境、持続可能な環境で育てられなければ継続しません。
約20年前から取り組んできたサスティナブルコーヒーですが、売り手市場の昨今第三者認証を外す動きが多くありました。第三者認証を取得するために監査費用がかかり、それを農園側で負担しないといけない為です。安心・安全を引き続き担保できるように生まれたのがヒロコーヒー独自認証の『HIRO CERT』です
■第三講座「コーヒーカップの魅力」
東京藝術大学特任教授、日本コーヒー文化学会会長井谷善惠氏
世界のコーヒーの歴史からコーヒーカップの歴史、陶器や磁器についてお話しいただきました。各産地へコーヒーが持ち込まれた経緯、戦争によって征服や植民地によってそれに伴いコーヒーが持ち込まれ、中でも紅茶で有名なスリランカではもともとコーヒーが持ち込まれていたというのは驚きでした。コーヒーカップの生産に関しても、多くの画像でご紹介いただき世界を飛び回っているかのような楽しいお話でした。
■最後に
有観客では4年ぶりの『コーヒーを楽しむ会』でしたが、多くのお客様にご来場いただきありがとうございました。 無観客での『コーヒーを楽しむ会 the ONLINE』も開催もしましたが対面で行えることのありがたさ、コーヒーの魅力を皆様と一緒に共有できる喜び、コーヒーが当たり前に楽しめる感謝を改めて感じることができました。