Farm Travelogue
ヒロコーヒーの代表(仕入れ担当者)が
コーヒー生産地をめぐる旅、産地情報や地域の見所をレポート。
各生産国のコーヒーをお飲みいただきながらごゆっくりお楽しみ下さい。
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インドネシア編
東南アジア天界へ続くマンデリンロード
我々、コーヒーロースターの多くは「プライド・コーヒー」なるものを持っている。
これは、いわゆるハウス・ブレンドの様な『一番のおすすめ』的なものとは少しニュアンスが異なり、そのロースターのコーヒーに対する信念、情熱が注ぎ込まれた妥協のないカップの事を言う。ヒロコーヒーでは創業来、販売するストロング・ブレンドがこれにあたる。
そしてこのストロング・ブレンドの味創りに欠かせないのがインドネシア産アラビカコーヒー『スマトラマンデリン』だ。
我々の代表的なカップのベースとなるマンデリンはどんな人たちが、どんなところで作っているのか。
自分自身のコーヒーに対する信念をより明確にする為に、これほど重要な土地はない。
コーヒーマンとしてのプライドをかけたカップを再確認する為、私は機中の人となった。
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パプア・ニューギニア編
オセアニアコーヒー農園マネジメント論理考 パプア・ニューギニア・レポート
人類が南太平洋に到達したのは,5万年前の氷河期だそうだ。
豊富な地下資源を持つことで今後世界のエネルギーマーケットのキャスティングボードを握るであろうパプア・ニューギニアはその中でも最古の歴史を持つ。
紀元前2000年頃からラピタ人による高度な土器文化が広まり、早い段階でシェルマネー(貝の貨幣)が流通する高度な文明を築いたそのPNGが初めて西洋の歴史に登場するのは1526年のことだ。英国、ドイツによる植民地統治を経て第一次世界大戦後に全土が豪州領となり、太平洋戦争の際の日本軍の進駐及び自治政府を経験し1975年に独立自治政府を樹立、英国王を元首とする立憲君主国として緩やかな独立を遂げた。
豊かな生態系・民俗文化を誇る「最後の秘境」としても知られ、4000m級の高山からサンゴ礁まで豊かな自然と、極楽鳥、蝶、ラン、シダなど熱帯の多様な生物が生息し、800を越える部族からなる個性あふれた民俗文化が伝承されている。
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ニカラグア編
中米未来をデザインする ニカラグアコーヒー・レポート
ここに世界的なカップの品評会として知られるCup of ExcellenceR Competitionのニカラグア2014ロットの結果が記載されている。全24入賞ロットの中である特定のFarmerのファミリーネームが複数確認できるだろうか。24品中、実に9品にPERALTA(ペラルタ)の名前が記されている。このペラルタファミリーの農園を統括するがPERALTA Coffee(ペラルタ・コーヒー)だ。似通った風土条件の中でなぜペラルタ・コーヒーが生み出すカップが飛び抜けた結果をもたらす事になったのか?そこにはペラルタ・コーヒーのきめ細やかなマネジメントが隠されていた。
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ネパール編
南アジア -
グァテマラ編
中米アンフェアなのは誰か?
2001年。この年はコーヒーマンにとって忘れる事の出来ない年だ。
前々年から「投資ファンド」の対象となり、じわじわと価格が上昇していたコーヒー。
これに反応した世界の生産国の多くは増産体制に入りマーケットに応えようとしたが、2001年ファンドがコーヒー市場から引き揚げた時に「それ」は始まった。
後に「コーヒークライシス」と呼ばれる未曾有の大暴落でニューヨーク市場は生豆1ポンド41.50セントの最安値をつける。(これは1975年ブラジル霜害前の価格45.25セントをさらに下回る)結果、コストすら回収出来ない価格を押し付けられて生産者はコーヒーから離れ、価格上昇で疲弊しきっていた消費国はこの最低価格を享受した。(当然原料価格の高騰に対応出来ず廃業となった小売り業者も多数あった)今、この「コーヒークライシス」を引き起こした価格高騰以上の波がコーヒー業界を襲っている。
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メキシコ編
中米 -
コロンビア編
南米パンデミックのその先に
今コーヒー業界が抱える重要事項が2点ある。
受供給に関わるバランスの崩れとそれに伴う価格の乱高下(これにはマーケットの意向とは全く関係なく流入してくるファンドの影響も少なからずあるが詳しくは別の機会に述べたい)
そしてもう一点が南米を中心に広まり収束の目処が未だ立たない「さび病」の被害だ。
「さび病」との戦いの歴史はコーヒー業界の歴史と言ってもよい。"Coffee Leaf Rust"の頭文字からCLR、又はスペイン語圏では"Roja"、"Ferrugem"と呼ばれる「さび病」は「コーヒーさび病菌」Hemileia vastatrix (ヘミレイア・ベスタトリクス)が引き起こすコーヒーの木固有の伝染病でコーヒーの葉にさび状の斑点を付け葉を落とし、やがては木全体を枯らしてしまう。
公正に潜むアクセレーター(一方通行)
フェアトレードという言葉をご存知だろうか?
直訳すれば「公正な貿易」。
では、何が公正なのか?
それは生産者に支払われる賃金だ。
安全な方法で作られた農産物を都会の消費者に届ける日本の産直運動でも野菜などを作る生産者に支払われる代金は「再生産可能な価格」つまり安全で安心な作物を継続的に安心して作ってもらえる価格を保障している。
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コスタリカ編
中米 -
ブラジル編
南米僕たちに出来る事からはじめよう。 ~Think our Earth
名古屋COP10(第10回生物多様性条約締約国会議)の開催で生物多様性についての議論が盛んに行われているが、当然これらの問題が取り上げられるのは今にはじまった事ではない。
国際機関が初めて生物多様性の危機を取り上げたのは1992年ブラジルのリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国際連合会議」通称「地球サミット」と呼ばれるものだろう。
この地球サミットはほぼすべての国際連合加盟国の代表と4万人を越える人々が集った史上最大規模の国際会議であり、様々な地球環境問題や生態系の絶滅危惧種等に対する一般の関心が高まる契機ともなったと言われている。
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アフリカ編
アフリカ・中東アフリカ、原初への旅
皆さんは人類の原初の地がアフリカだという事はご存知だろうか?
そしてコーヒーの原初も同じくこの地であることも。
タンザニアのラエトリ遺跡には700万年前のものと見られる二足歩行動物の足跡化石が残っている。
この足跡の主は長い腕と短い足を持ち、チンパンジー程度の脳を持っていた様だ
我々の祖先がチンパンジーの祖先と別れたのはちょうどこの頃らしい。
しかし何故、我々ヒトとサルが別れたのかを明確に答える事が出来る学者はいない。
ヒトとは何か。
人類学者にとってこの問いかけは「生命とは何か」と同じく難しい問いである。
そしてこの問題にぶつかった時、学者たちはひとしく原初の地に目を向けるという。
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パナマ編
中米パナマコーヒーの可能性を探る旅
今、世界のコーヒーマーケットの熱い視線を集めている国がある。
世界経済に重要な役割を果たすパナマ運河を有し、中南米ではコスタリカと並び最も経済的に進んでいると言われるパナマ共和国だ。
ここでは近年、その国土の大部分を覆う山脈と火山性の土壌を活かし良質のスペシャルティコーヒーを生産しておりその収量、質は共に年々向上しているという。
また国家プロジェクトとして世界的な流れであるサステイナブルコーヒーの認証を独自に行う準備も始めていると聞くが、隣国と比べるとマーケットへのリリース能力は今一歩で詳しい事までは分からない。
経験則からするとこの様な情報が乏しい産地を確かめる為にはこの目で見るのが一番。迷わず南北アメリカの中間に位置するこの小国に足を運ぶ事にした。